(ニューヨークのエステ&スパ情報)あなたはどちらの下で働きたい?アメリカ人経営者?それとも日本人経営者?

こんにちは、Kaochannycです。

この美容サイトを立ち上げてから、今日でちょうど20記事目。

わたし
おかげさまで、日に日に盛り上がってまいりました!

今回は、海外在住の方向けの記事かもしれません。

エステティシャンや美容師、美容に携わるお仕事をしている皆様にご質問です。

ずばり、従業員として働くなら、日本人とアメリカ人のどちらの経営者の下で働きたいですか?

もちろん、どちらにもメリットデメリットはあります。

今回は私や同僚達の経験を踏まえて、(独断と偏見で)お話させていただきます。

あなたが従業員として働くなら、日米どちらの経営者?

*わかりやすく日本人経営者のお店を日系サロン、アメリカ人経営者のお店を米系サロンと書きます。
また、全てのサロンを指している訳ではありません。

 

日系サロンのメリット

言葉が日本語

なんと言っても、言葉が通じ合える事でしょうか。
海外在住同志、たまには日本語で思いっきり話したくなる時、あります!
お客様も必然と日本人のお客様が多くなる為、会話が弾むので楽しいです。
(海外にいながら、仕事場は日本の感覚)で働けるのは心地いいし、日系サロンに来るアメリカ人のお客様は
日本に好意的な方が多い為、いろんな面でやりやすいと思います。

マニュアルがある

マニュアルがあるサロンが多い為、手取り足取り教えてもらえます。
その為、学校卒業仕立ての新人エステティシャンにとって、非常に働きやすいでしょう。
最初は日系サロンで修行を積み、その後慣れて来たら米系サロンに移る方が多いですね。

わたし
私もその一人でした!

経営者側にしても、一から説明しなくても通じる、丁寧に施術してくれる、
信頼できる、マニュアルやお店の方針など文句言わず従う、など、
(雇うなら日本人)と思う日本人経営者は少なくありません。

日系サロンのデメリット

マニュアルがある

先ほど、マニュアルがあるのがいいところと書きましたが、ある程度経験を持っているエステティシャンからすると、
この(マニュアル)があるがゆえに、働きづらくもあります。

経営者、特に海外でお店を持とうと野望がある経営者は特に、タフな精神と自分の技術に
自信がある人が多いです。
それはとても良い事だと思うし、逆に精神力が弱い人は経営には向いていないでしょう。
ただ、自信があるゆえか、自分のやり方を押しつける傾向が強いです。

大抵の日本人経営者のサロンには(マニュアル本)があり、従業員は細かいマニュアルに沿って
働く事になります。

従業員がどんなに経験があろうと、技術があろうと関係ありません。

日系サロンオーナー
うちの店で働くからには、うちの店の方針(マニュアル)に従ってね。

という事です。

私の働いていた日系サロンの一つもそんな感じで、フェイシャルのクレンジングからマッサージの流れなど
全てオーナー作成のマニュアル本通りに従い、もし自分が他店で得た技術を使いたければ、事前に
オーナーの了承を得なければいけませんでした。

また、施術中に部屋に入って、指示通りに私が出来ているかのチェックもあった為
お客様の肌状態に合った施術)よりも、(オーナーのマニュアル通りにできているか)の方に意識が集中してしまい、
結果自分としてもうまくパフォーマンスできなくて、辞めてしまいました。

これは表裏一体で、新人教育や、日本のように学校に通わず技術を得るシステムであれば、いいかもしれません。
初心者の人でも手厚いサポートで、安心して働けるでしょう。
ただ、ある程度経験積んで自分の技術に自信を持ったセラピスであれば、少し窮屈な思いをするかもしれません。

給料が安い

大抵の日系スパやサロンは、給料が安めです。
ビザ申請のスポンサーになっているサロンも多いので、仕方がない部分があるのかもしれませんね。

米系サロンのメリット

心地いいアバウトさ

アメリカ人経営者の下で働いて、私が最初に驚いた事は、アバウトだったことです。
悪い意味のアバウトではないですよ。

面接時に技術の審査はもちろんありました。
施術を気に入られ、翌日からすぐ働くようになりました。
(プロダクツの説明や機械の使い方などの説明は、もちろんありました。)

マニュアルがない為、セラピストにより、様々な技術がありました。

マネージャーからも、

マネージャー
ここがあなたの使う部屋で、プロダクツはここにあるわ。
あとは自分で好きなように使って良いわ

そんな感じでスタートして最初はとまどいましたが、働くにつれ、非常にやりやすかったです。

これは逆に言えば経営者やマネージャーが
セラピスト(従業員)を信じている証拠ですよね。

細かい指示がない為、自分の思う通りに動け、自分がいいと思う方法で施術ができ、
自分の頭で行動する事ができました。
そして指名客がついた時の達成感は、非常に大きいものでした。

自分の担当の仕事以外はしなくてよい

これは美容業界だけでなくどの米系企業にも通じることですが、米系企業は細かく仕事の
割り当てが決まっていて、私は自分のエステティシャンの仕事以外は、全く何もする必要がありませんでした。
お客様が来るまで時間があれば、極端な話、寝ていてもよかったです。

日系サロンでは、電話に出たり掃除をしたりとエステティシャンが全てを受け持つところが多いと思いますが、
大抵の米系サロンは、掃除はクリーニングレディ、電話はレセプショニスト、広告や苦情処理はマネージャー業務と
分散されています。

 

結果主義

じゃあどこをアメリカ人経営者は見てるの??

ずばり結果です。

このセラピストは

どれくらいお客様を満足させているか、
どれくらい指名客がついているか、
どれくらい店に還元してくれているか。

ここを非常に評価しています。

極端に言えば、お客様を満足させてさえいれば、タオルの位置がどうの、スチーマーの水の量がどうの、マニュアル通りに従ってないなど
そういう事はどうでもいいのです。
このセラピストが店にどれくらい貢献しているか、というのをみています。

よって、店に貢献しているセラピストは、それだけ大きなコミッション(歩合)をもらい、
たくさんのお客様をまわしてもらえます。

逆に、評価が悪かったり、指名客が少ないセラピストは、コミッションは上がらず、
お客様もあまり回してもらえません、
アメリカらしく、実に合理的で、結果主義です。

チップのやプロダクツの売り上げ額が大きい=給料が多い

米系サロンやスパは、必然的にアメリカ人のお客様が多い為、チップの額は多いです。
また、基本的にアメリカ人はプロに全てを委ねる傾向があるので、プロダクツもエステティシャンが勧めたものを
買ってくれる人が多い為、プロダクツの売り上げによるコミッション(歩合)も多くなります。

日本人は研究熱心なお客様が多いからか、勧められても本当にそれがよい商品化調べたり、気に入った商品でもアマゾンなどもっと安く買えるところを探す傾向があります。

日本人の私を重宝してくれる

ニューヨークは日本人も多く、私が働いていた米系スパは日本からの観光客も多かったので、
通訳も含めて重宝されました。

米系サロンのデメリット

主張をしないと自分が損をする

例えばシフトをチェックした同僚が、
(kaochannycの方が私よりも2人従業員多い。一人回して)って
マネージャーに聞いたりしていました。
従業員は自己主張する人が多く、最初はとまどいましたが、
逆に(言いたい事を主張すれば、相手は聞いてくれる)とわかってからは、
私も言うように。

アメリカはどの場面でも、(言わない方が損をする)事が多いです。
これはアメリカ社会全般において通用するので、米系サロンで働く事によって、
私はだいぶ鍛えられ自信も持てるようになったと思います。


英語オンリーの環境

日本語を話す人が従業員にいなく、家でも英語オンリーだった為、日本語が恋しく感じる時もありました。

 

最後に。結局どちらがいいの?

本音トークで言わせてもらえるとすれば、私はアメリカ人経営者の下で働く方が好きです!

どちらも経験して言えることですが、アメリカの経営者の方が(あくまで一般的にですが)、
実力を見てくれている気がします。

実力主義=アメリカというのは本当で、
実力がある従業員には、実に待遇がよく大事にしてくれます。

あとは、従業員へ細かいチェックが入らないというのは、実は相手(従業員)を信頼しているからですね。
これは育児にも通じる事ですが、細かく監視するよりも、ある程度任せて自由に泳がせた方が、子供の主体性が育つと言われています。

しかし、日系サロンの細かく丁寧な気配りは、真似したいところでもありますね!
実際私がお客様の立場で通うとするならば、マニュアルが行き届き、セラピストの腕も同レベルで安心して通え、日本語で楽しく会話ができる
日系サロンに軍配が上がるかもしれません。

日本人セラピストの皆さん、レベルが高いですから!

皆様はどちらが働きやすいですか?

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