こんにちは、Kaocyannycです。
アメリカ在住の皆様、日々疲れた体を癒しに、アメリカのDay Spaで1日を贅沢に過ごそうと、足を運んだことはありませんか?
う〜〜〜〜ん、気持ちいいっ!!!
サウナで汗を流して、リラクゼーションルームでハーブティを飲みながらくつろんで、ほっと一息。
必要ですよね〜〜。
予約時間になって、名前を呼ばれてトリートメントルームに入って、トリートメントして・・
極上〜!!
と、満足気に部屋を出る人もいれば、
鼻の周りをぐいぐいやられて痛かった!
マッサージが下手だった!
とがっかりした人もいるかもしれません。
私もニューヨーク、フロリダ、ラスベガス、マイアミ、サンフランシスコなどのあらゆるスパ巡りをして、がっかりした事もあれば、逆に期待以上に満足した体験もありました。
ではなんで、アメリカのエステティシャンは、日本のエステティシャンに比べて。。⬇️
と言われちゃう事が多いのでしょうか?
今日は、その真相に迫ってみたいと思います!
日本のエステティシャンの強み
マッサージの技術が高い
それに比べて、アメリカ人エステティシャンのフェイシャルマッサージの技術は、高いとは言えないのが現実でしょうか。
*もちろん個人差はあります。
日本で勤務されるお店のほとんどは、店によってマッサージのマニュアルがあるほど、マッサージにかなり力を入れているお店が多いです。
働きながらも、そのお店の技術が学べるのは大きいですね。民間スクールでも、マッサージの技術は細かく教えてもらえるようです。
アメリカのエステスクールでは、衛生学、生物学、解剖学、筋肉の名称などかなり力を入れて勉強しますが、マッサージに関しては、
日本ほど幅広く教えてもらえません。また、勤務先でもお店のマニュアルは特になく、一から教えてもらえる環境ではありません(セミナーはあります)。
私が通った学校でも、一般的ヨーロピアンスタイルフェイシャルの仕方は学びましたが、ツボ押しやリンパドレナージュなどは、
卒業して働きながらアドバンススクールに通い、それらを学びました。
アドバンススクールにも通わず、基礎のままで終わっているアメリカ人エステティシャンもいるかもしれません。
一つ一つの動きが丁寧、サービスの質がよい
日本のエステは、シーツの掛け方から、ホッとタオルの置き方、クレンジングの優しいフェザータッチなど、細かく丁寧に施述してくれます。
一方、アメリカだとその全てが雑に感じるかもしれません。
アメリカ人には(かゆいところにも手が届く)という気の利いたサービスは、なかなかないですよね。
アジア諸国の中でも、日本は唯一と言ってもいいくらい、丁寧で気配りが効くサービスをとにかく好みます。
私も日本でフェイシャルとマッサージを施述していましたが、日本では(丁寧さ)(確実さ)を求められていました。
日本が誇る(サービス精神)、エステ業界にも当然表れています。
ただこれに関しては、それと同じ事をアメリカですると、
(丁寧すぎて逆にプロフェッショナルに見えない)
(過剰なサービスは求めていない)
と思う、アメリカ人も少なからずいらっしゃいます。
また、優しすぎるタッチは、皮膚が割と厚めの人種の方だと、ただくすぐっているようにしか感じなかったり。
お国柄もあるかもしれません。
チップがない、価格が安い
マッサージも上手で、サービスが良い。
それなのにチップを払わなくていい!!
やはりここに目が行きますよね。
こんなにサービスが素晴らしいのに、チップを渡さなくて逆に申し訳ないくらい。
アメリカはチップ制度があるのだから、サービスがよくて当たり前と思っちゃいますよね。
では、アメリカのエステティシャンの強みをお話しましょう。
アメリカのエステティシャンの強み
全員、州認定のライセンス(免許)を所持
アメリカでエステティシャンとして働く為はごとに認定されているライセンスを取る必要があり、その為には、まずエステスクールで州規定の単位を取り、卒業しなくてはいけません。
その為、全員解剖学、生理学、病理学、衛生学などしっかり学んでいるので、ある程度の知識とレベルは一定してあります。
日本のエステティシャンは、資格制度がないのが最大の弱点かなと思います。
(日本エステティック協会)という民間資格はあるようですが、取らなくても働ける状況なので、皮膚病の方の衛生処理やニキビ治療など、
適切な処置ができているか、気になるところです。
※ライセンスについては、私の別記事を参照にしてください。
↓ ↓ ↓ ↓
エステティシャンの地位が高い
前述したように、きちんと解剖学、生物学、病理学までしっかり学び、経験を積んでいるエステティシャンは、メディカルエステティシャンとしても活躍できます。
例えば、メディカルスパなどで皮膚科医と提携しているスパでは、ピーリング、レーザートリートメント、マイクロダーマブレージョンなどのメニューは、エステティシャンが堂々と施述していたりします。
皮膚科医の中には、皮膚の病気やニキビ治療は薬でやっつけるという考えの方が多く、美容面&副作用に対してのケアは範囲外だったりするので、
薬でニキビが改善されなかい!
シワは気になるけどまだボトックスは打ちたくない!
という患者さんに対して、メディカルエステティシャンは適切なケアが出来ます。
普通のディスパでも上記したトリートメントを置いてあるところは多く、ピーリングの濃度も高いものを使える為、日本よりも高度な技術を求められます。
またアメリカ人は、マッサージの技術よりもディープクレンジングに重点を置く人が多いので、エクストラクションの技術があるかないかは、かなり大事です。
ニューヨークのスパは?
ここで、私が住んでいるニューヨークのスパはどうかと言うと、人種のるつぼ、なかなか面白いスパがたくさんあります。
経営者がそもそも国際的な顔ぶれ。
アメリカ人経営スパ、
ロシア人経営スパ、
イスラエル経営スパ、
インド人経営スパ、
中国人経営スパ、
韓国人経営スパ、
日本人経営スパ
それぞれ自国のスタイルが出ていて、とても面白い。
皆さん、ニューヨーク政府公認エステティシャンのライセンスを持っています。(潜り以外は。。)
私はチャイナタウンの中国人経営スパによく行くのですが、そこで指名するエステティシャンの見事なツボ押しテクニックに、いつも魅了されています。耳つぼまでしっかり刺激してもらえる為、深い眠りにつけちゃいます。
韓国系は、お肌引き締めテクニックに熟練されていて、
インド系はアユルベーダを始めとした、多種のハーブが配合されたトリートメントで、健康と美を意識し、
ロシア系の力強いマッサージも気持ちよかったり。
ニューヨークのスパは本当に多種多様で楽しい!
結局のところ、(エステティシャン個人の技術)が強く関係していますね。
日本的サービスがお好きな方は、ぜひ日本人経営のスパや、日本人が働いているスパに通ってみてください:)
まとめ
いかがでしたか?
日本のエステサロンは、どちらかというと(癒し)を求める場所であり、(マッサージの技術や質の良いサービス)がかなり重要であると言えます。
アメリカのスパでは、どちらかというと、(お肌を綺麗な状態にしてくれること)に重点を置いています。
それぞれの美点もあるし、弱点もあるので、どちらも目指せるエステティシャンでありたいと、私は思います。