ニューヨークのスパ情報。あなどれない!韓国人サロンの横のつながり

みなさんこんにちは。Kaochannycです。

ニューヨークには、たくさんの韓国人経営のお店があります。
デリ(食料品小売業)やクリーニング業界では、もう韓国人の右に出るものはいないほど、ニューヨークでは韓国人が圧倒的に占めています。

そして、ネイル業界もその一つ、マンハッタンの至るところにあるネイルサロンを覗くと、もうそこは(アンニョンハセヨー)が聞こえてきそうなほど、韓国人スタッフでいっぱい!(中にはネパール人、インド人、日本人もいますけどね)

実はこの私も、エステティシャンになる前に、ネイルサロンで働いたことがあります!
当時の私の英語は、今よりもっと下手くそで、早口のニューヨーカーを聞き取れる耳も度胸もなく、エステ学校に通う前の手慣らしとして、ネイルスクールに通ったのです。
もちろん、ネイルスクール経営者も韓国人!!笑

ここで、私はどっぷり韓国人世界に浸かりました(笑)。

色々言われている日韓問題ですが、ニューヨークでは同じ移民同士だからか、はたまた私のお気楽な性格のおかげか笑、たくさんの韓国人のお友達が出来て、一緒に買い物に出かけたり、美味しい韓国料理の作り方を教えてもらったり、本当に楽しかったです。当時韓国人俳優のウォンビンが大好きだったのもあり、芸能情報からメイク法まで、かなり韓国にはまっていた時代でした。

わたし
今でも友情続いてるお友達もいるよ!

 

そんな環境だったので、スクール卒業後は当たり前のように、韓国人経営のネイルサロンへ。
その頃は英語にも自信がつき始め、エステスクールに通いながらネイルサロンで働いていました。
日本人は私一人だけでしたが、小規模なサロンだったのもあり、オーナーとかなり親しくなりました。
オープンして1年というのもあり、経営は何とかやっていけてるという感じでした。

そこで、ある日オーナーからの驚きの一言が!

オーナー
今月の発注に使いたいから、ちょっとお金貸してくれない??

 

むむっ!?

って思ったものの、気になるのでいくらか聞いてみたら、

オーナー
3000ドル!必ず返すから!!

 

さ、さ、3000ドル!!!???

3000ドルって、日本円で約30万ですよ!!

わたし
なんで、雇われ人の私が、雇い主にそんな大金を貸さなきゃいけないの??

 って、頭の中がでいっぱいになり、韓国人男性と結婚したお友達に聞くと、どうやら情に厚いお国柄の韓国では、特別驚く事ではないようです。

 

と言うのも、韓国はビジネス上での横のつながりをとても大事にしているらしく、全くの無関係な仲でも、同業者というだけでお金が動いたりします。

 

また、マンハッタン近郊には、いくつか韓国人経営のとてつもなくお金がかかったであろう、数10種類のサウナやお風呂付きスパがありますが、こういったスパ経営も、余程の事業主が出資してるというよりは、同業者の力も少なからずあるようです。みんなで大きなスパを作り上げよう、みたいな。

これって日本人の感覚からすれば、普通は手助けするどころか、お金がないなら経営者として失格だ!って突き放しますよね。
だって、同業者=敵ですから。
つぶれた方が、競争相手が減ってむしろ好都合ですよね。
悲しい事に、異国でもそういう傾向があります。
海外で成功させたいという独立心があるからか、または(群れる事自体が恥ずかしいと思っている)のもあるかもしれません。

でもせっかく世界で称賛される良い物を提供している我々日本人、お金の貸借りは別としても、一致団結すれば、もっと大きな力が生まれるのになぁ〜。(つぶやき)

 

ところで、私に断られたオーナーですが、別の韓国人の従業員に2000ドル借り、その後、マンハッタン内に数店舗持つネイルサロンからもお金を借りて、
経営難を避けることができました。

あなどれないです、韓国人の横のつながり。

 

まとめ
この経験をきっかけに、なぜ在米韓国人がニューヨークでありとあらゆる事業を拡大できたかがわかりました。
同時に、私達日本人も見習うところがあるんじゃないかな、と感じました。

前述しましたが、在米日本人はアメリカに馴染もうと必死で、日本人同士で群れる事を嫌う傾向があります。
それはそれで良い面もありますが、我々日本人も同業者同士もっと仲良くなって助け合えれば、コリアタウンやチャイナタウンに負けないくらいの(ジャパンタウン)が出来るのになぁ〜って日々思います。

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