こんにちは、Kaochannycです。
今日は、ちょっと怖いお話、(皮膚ガン)について。
皆さん、悪性黒色腫(メラノーマ)て言葉をご存知ですか?
進行性が早く、リンパ節や他臓器に転移しやすいのが特徴で、発見してから半年で亡くなった方もいる怖い病気なのです。
今日はメラノーマになった自分の実体験も含め、悪性黒色腫(メラノーマ)についてお話したいと思います。
悪性黒色腫(メラノーマ)について
悪性黒色腫(メラノーマ)って?
皮膚ガンの1種で、表皮の基底層にあるメラノサイトに分布するメラニン色素を作る細胞やほくろが、ガン化したもの。
末端黒子型黒色腫、表在拡大型黒色腫、結節型黒色腫、悪性黒子型黒色腫の4つの種類があります。
顔や背中などに現れやすい白人は表在拡大型黒色腫、手足の裏などに現れやすい日本人は末端黒子型黒色腫など、
人種によっても違いがあります。これは、肌の色を決めるメラノサイトの数と関係しているようです。
原因
直接な原因は明らかになっていませんが、手足の裏などは紫外線に関係なく、
顔などは紫外線に関係あると言われています。
日本人は手足の裏に出来る率が圧倒的に多いと言われています。
私の場合は、右耳側の髪の生え際という微妙な場所でしたが、日焼けには心当たりがありました。
と言うのも、私は父譲りの色白の肌が小さい時から嫌で、当時安室ちゃんが流行ってたのもあり、わざと日焼けしに海に行ったり、
あのオゾン層が薄いと有名なオーストラリアに21歳から1年間滞在し、その期間ずっとボディボードで1日中海の中にいる生活をしていたからです。
当時はエステの仕事をまだ始めてなく、紫外線がどれほど肌に悪いかわかっていませんでした。
私の体験談
髪の生え際に突然のほくろ
私が二人目を妊娠3ヶ月くらいして、ある日右耳近くの髪の生え際に近い頭皮の部分に、茶色いシミのようなものを発見。
色も濃い茶色だったり薄茶色だったり、まだら。
しかも、、つい前までは4mmくらいしかなかったのに、6mm超えてる。。
とりあえず妊娠中心配を少しでも減らす為に、皮膚科に行くことを決心。
皮膚科で診断
私はニューヨークで有名な皮膚科医が家の近くにあり、保険も使えた為すぐに行きました。
気になっていた髪の生え際はもちろん、全身裸になり、くまなくチェックされました。
結果、髪の生え際の細胞と、乳首の上のほくろの一部をbiopsy(生体組織検査)へ。
Biopsy(生体組織検査)の結果
1週間後に直接皮膚科医から電話がかかりました。
もう、この時のショックと言ったら。。
私の場合、発見が早かったので、まだステージ1にも行ってない、(Stage 0 melanoma)でした。
ただ、メラノーマは進行性が早いということ、妊娠中ということもあり、
と、すぐに形成外科医を紹介していただきました。
形成外科医は家のすぐ近くの名医で、カウンセリングをした数日後には手術と、段取りも早かったです。
形成外科での手術
早く取ってほしい気持ちでいっぱいだったので、手術の緊張感はそれほどありませんでした。
部分麻酔をしたので何の痛みもなく、あっという間に終わりました。
徒歩5分の病院でしたが、お迎えに付添人がいないとdismissal(退院)できないということで、
夫が来ましたが、一人で帰れたほど。
術後の痛みはあんまりなく、私的には歯医者のRoot canal(根幹治療)の方が辛かったくらいです。
2週間後に皮膚科医に再び会い、手術で切り取った皮膚を見せてもらいました。
私のメラノーマになった部分は表皮のみなのに、思ったより深く大きく切り取った皮膚の一部を見てびっくりしましたが、
ガンの細胞を完全に取り除く為に、真皮まで深く削る必要があったと、説明いただきました。
写真でお見せできなくて残念ですが、切り取った皮膚の一部は歯の根っこみたいで面白かったです。
毎年一度の定期検診
手術が終わってから3年間は、6ヶ月ごとに皮膚科医とアポを取り、全身裸になり、再発していないか
チェックしてもらいます。
自分では見過ごしやすい、乳首や頭皮、アンダーヘアまでマイクロスコープでしっかり見てもらいます。
少しでもメラノーマの疑いがあったら
迷わず皮膚科にGO!
以下が、悪性黒色腫(メラノーマ)かどうか、診断基準になります。
診断基準 特徴は以下のとおりで、一文字ずつとってABCDと言われる。さらに日本では、ほとんどすべての症例が病変部の隆起 (Elevation) を伴うことから、ABCDEとも言われる。
- A: Asymmetry(非対称)
- 形が左右非対称性である
- B: Border of irregularities(輪郭)
- 辺縁がギザギザして不整である。色のにじみ出しがある
- C: Color variegation(色)
- 色調が均一でない。色むらがある
- D: Diameter greater than 6mm(径)
- 長径が6 mm以上である
- E: Enlargement or evolution of color change, shape, or symptoms (Elevation)
- 大きさの拡大、色や形、症状の変化
特に、比較的短期間(約1〜2年以内)に次のような変化が生じている場合は要注意とされている。
「ウィキペディアを引用する」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2018年2月16日 (金) 11:18 UTC
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E9%BB%92%E8%89%B2%E8%85%AB
私がメラノーマを再発しないように気をつけている事
実際に皮膚科医からアドバイスを受けた言葉です。
1. SPF50以上の日焼け止めを使う
当然ですが、冬だろうと外出時は、必ずSPF50の日焼け止めを塗っています。
2. サングラスをかける
眼球を通しても紫外線が入る為、日差しが少しでもあればサングラスは欠かせません。
3. 常に全身のほくろを観察する
気になるホクロがあれば、1年経っていなくても、すぐに皮膚科とアポを取り、全身見てもらっています。
4. 年に一度の定期検診
髪の中など、自分では見過ごしている場所もあるかもしれないので、年に1度の定期検診は
必ず行っています。
最後に
今回は私の実体験を通して、悪性黒色腫(メラノーマ)について語らせていただきました。
メラノーマは、本当に早期発見が重要です。
もし私がそのまま放置していたらと思うと。。あっという間にリンパ節に転移して、母子共に危なかったかもしれません。
そして、皆さんが誤解しやすいのですが、 メラノーマ=手足の裏のみ、ではありません。
日本人の多くは手足の裏に発症しやすいものの、私のように髪の毛の生え際など、目立たない場所に
現れる場合もあります。
一見ただのシミにも見えるので、そのまま放置しがちです。
普段から自分の全身をよく観察し、シミやほくろが突然現れたり、以前からあってもそれが徐々に成長してきた場合、
すぐにでも皮膚科医を訪れる事をお勧めします。
忙しくても、自分の身体の為に時間を作ってあげてくださいね!