(エステティシャンが疑問)世界初!ハワイで、特定成分が入った日焼け止めが販売禁止。美容的にはどう?紫外線から守りきれる?

皆さんこんにちは。kaochannyc です。

暑い夏到来、ここのところ日焼け止めや紫外線対策の話題に集中させていただいてますが、
今回も、美容業界でも見逃せない話題の(あの)ニュースです!

皆さんも既に耳にした方も多いと思いますが、 アメリカ、ハワイ州のイゲ知事が、特定の成分が入った日焼け止めを販売&流通を禁止する法案に署名したそうです。世界初の試み。

https://edition.cnn.com/2018/07/09/health/hawaii-sunscreen-ban-questions/index.html
(CNNのニュースより)

 
ええ〜〜〜っ、日焼け止めを販売禁止!!???
あの常夏のハワイで??

 

 

 

 
 
 
と言うのも、紫外線の量は日本の2、3倍ほどもあると言われているハワイ。
しかも比較的紫外線の量が少ないハワイの冬でさえ、日本の真夏日と同等の量が降り注いでいるというから驚き。
 
私も10代〜20代前半まで海が大好きで、ハワイもその間3回行ったのですが、
ハワイはカラッとしていて湿度が少なく過ごしやすい分、
うっかり外に何時間もいてしまうことも少なくありません。

 

 

気づいたら黒こげトースト状態に!

て事が多いのです!

 
そんなハワイで、日焼け止め販売禁止!!って、びっくりでないですか??
 
そう思ったあなた、よく記事を読んでみて。
全ての日焼け止めが販売禁止になったわけではないのです。
でも、、、しっかり紫外線から守ってくれるの?
 
今日は美容的見地から見て、説明したいと思います。
 

ハワイで日焼け止め禁止

いつから?

2021年1月1日に発効。
今から約2年半後です。

 

どうして販売禁止に?

ある日焼け止めの成分が、サンゴ礁の白化の原因になるため。

全ての日焼け止めが禁止になるの?

サンゴ礁に悪い影響があるのは、以下の2つの成分。

オキシベンゾン(oxybenzone)

オクチノキサート(octinoxate)

この二つ、どちらも紫外線吸収剤なのですが、どちらも主要成分。
大抵の紫外線吸収剤には、このどちらかの成分が入っています。

アメリカの7割の日焼け止め(3500種類)の製品に含まれていて、その代表作のあまりにも有名な(コパトーン)もハワイの店頭から消えるそうです。

コパトーンの香りでハワイを思い出すくらい使っていたのに〜〜

海に潜る人だけ規制できないの?

サンゴ礁に影響があるのなら、海に入らない私達まで規制されるのは納得いかない!

と思う方もいるかもしれませんが、実はそうでもないのです。

オキシベンゾンやオクチノキサートが入った日焼け止めをシャワーで落とすと、そのシャワーの行き先は海に流れますよね。

直接的でなくとも間接的に、サンゴ礁にダメージを与えることになるのでしょう。

 

ハワイで手に入る日焼け止めは?

酸化亜鉛(Zinc Oxide)や 二酸化チタン( Tinanium Dioxide) などが入った、紫外線散乱剤の日焼け止めなら販売を続けるそう。
この紫外線散乱剤は、白色の顔料で肌に膜を張り、お肌を保護します。

紫外線吸収剤のように肌内部に浸透し、別の物質に変わるわけではないので、肌には負担がなく生後半年の赤ちゃんにも使えます。


一方、オキシベンゾンやオクチノキサートに関しては、医師の処方箋があれば手に入れることができるようです。
皮膚ガン患者には、それだけ優れた成分ということでしょうか。

 

光客はだめなの?

 

今の時点で、観光客は持ち込みオッケーだそうです。

でも、珊瑚礁の状態によっては、今後持ち込み禁止になることは十分ありえます。

と言うのも、海に潜る人って、圧倒的に地元人より観光客の方が多いのですよ。
沖縄もしかり。紫外線の怖さを知っている地元人は、サーファー以外はそんなに海に入らないみたいです。

ですので、今後のサンゴ礁の状態によっては、将来持ち込み不可になってしまうかもしれません。

 

結局のところ、美肌的には、どうなの?

サンゴ礁に影響あるのなら、人間や他の環境にも有害?

アメリカ皮膚科学会では、この2つの成分がFood and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)で認可されており、環境や人体に悪い影響が出ている事が証明されていないと、主張しています。

そもそも、この2つの吸収剤は、サンゴ礁白化の直接な原因ではないという声もあります。

発がん性や成長ホルモン生成を阻止することに関しては?

これは、元来から問題になっていますね。嫌われ者のオキシベンゾンは使わないメーカーが増えていますが、オクチノキサートは日本でも幅広く使われています。
しかしそれを言うなら、(紫外線が原因で発がんや老化リスクが高まる)事実も無視できないはずです。
また、成長ホルモンは紫外線によって促されるものであり、吸収剤がそれを阻止するのであれば、紫外線防御の役割を十分果たしていることになります。

紫外線散乱剤は、本当に十分?

ハワイやフロリダなど、海辺で日差しが強い中、紫外線散乱剤だけでは。。なかなか万全とは言えないかもしれません。
と言うのも、前述したとおり、散乱剤は白い粉で、本当に肌の上に乗っかっただけなんです。
なので 汗や水とともに落ちやすく、その度に塗り直さなければ、十分な効果はありません。

ビーチで泳ぐ度に何度も塗り直す。。なかなか難しいですし、それより流れ落ちる事によって海が汚れてしまう気がします。。

紫外線を本当にシャットダウンしたいのなら、今時点では日焼け止め吸収剤の方が効果的

現在のところ、紫外線をしっかりガードしてくれる成分は、この2つより勝るものは開発されていないそう。
私は過去にメラノーマ性皮膚ガンにかかったことがあるので、紫外線予防にはすごく敏感です。
https://kaochannyc.com/melanoma/

私の皮膚科医も、私に勧めてくれたものは、オクチノキサートが入っていますし、私は肌は丈夫なので特に問題はありません。

結局、皮膚科医で処方されるものは、吸収剤のほうなんです。

 

ハワイでお勧めの吸収剤フリーの日焼け止め

それでも郷に入れば郷に従え。
サンゴ礁や環境に何らかの影響を与えるというのなら、無視できませんね。

これからハワイに行く人に、こちらの商品をお勧めします!

Kokua Sun Care Hawaiian Natural Zinc Sunscreen SPF 50/80 Minutes Water Resistance

試すならこちら!ハワイブランド(Kokua Sun Care)の日焼け止め!
酸化亜鉛(zinc oxide)25%入っています。
吸収剤フリー、保存料&香料フリー、パラベンフリーで海洋生物を徹底的に守ります。

植物から抽出された、ココナッツバニラの香りがなんともハワイらしい。
軽い質感で、(紫外線散乱剤なのに白浮きしない)のが、人気の理由です。

赤ちゃんでも使えるので、家族で回して使えるのがいいですね。

 

まとめ

私はハワイが昔から大好きで、いつか子供とも行きたいな〜と思っています。
ハワイ人の暖かい人柄と、サンゴ礁を筆頭に環境を守る姿勢にも尊敬しています。

今後、地球にも環境にも優しく、その上、紫外線を徹底的にカットしてくれる(最強日焼け止め)が開発されることを、心から願っています!

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